この春から著作権業界をにぎわせていた
JASRACと「音楽教育を守る会」の裁判が、
今週いよいよ始まったようですね。

今回のブログは久々に
【ニュースを読む】シリーズです。

音楽の演奏と著作権

「日本音楽著作権協会(JASRAC)」
(ジャスラック)
は言わずと知れた、
音楽著作権事務を行う大手管理団体です。

著作物には、創作者や
創作者から著作権を譲り受けた権利者を守るために
『著作権』という権利があり、
音楽も例外ではありません。


著作権法第22条に

「著作者は、その著作物を、
 公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として
 (以下「公に」という。)
 上演し、又は演奏する権利を専有する。」

と書かれています。

・・・要するに、

『演奏する権利は本来著作者が持っていて、
 その権利を使わせてもらうには
 著作者の了解を得る必要がある』

・・・ということですね。

「了解」とはいっても、
現実的には

著作権の管理団体にお金を納める

という仕組みになっています。

ヤマハや河合などの音楽教室は、
『発表会で演奏する』ことに関しては
これまでも著作権料を支払ってきているはずです。

発表会やコンサートでの演奏は
著作権法第22条で著作者の権利として守られた
『公に演奏』することだと
了解していますから。


 ちなみに
 私は学生の時に吹奏楽をやっていましたが
 学生でも演奏会の際には
 著作権料を納めていました。

レッスン中も「公への演奏」なのか?

なぜこの春からJASRACの件が
話題になっているかというと・・・

今回JASRACが
「お金をとります」
と言っているのが『発表会での演奏』だけでなく

『音楽教室での通常のレッスン内での演奏』

に対してだからです。

レッスンの中で
先生が生徒に対して演奏してみせることや
生徒が先生に習うために演奏すること。

これらは
JASRACが主張するように
著作権法で規定する
『演奏権』に該当するのでしょうか?

ここは現在大きくとりあげられている争点です。

徴収の仕方は妥当なのか?

JASRACが
「来年(平成30年)1月から徴収します」
と提示している料金というのが

どの曲をどれだけ使用したかに関わらず、
「年間受講料収入の2・5%」と
『一律料金での徴収』とのことです。

確かに、
どの曲をどれだけ使用したか、
管理するのは難しいことでしょう。

そもそも、
レッスンでは1曲を通して演奏するのではなく、
曲の一部のみを繰り返すことが多いでしょう。

そのため、
1曲1曲、使用する曲を申告して
著作権料を計算するというのは
現実的ではありません。


仮に(100歩譲って)
レッスン内での演奏が著作権で守られるべき
『公に演奏する』ことだったとして・・・

この『一律料金』は、妥当なのでしょうか。

レッスンの中で使う曲の中には
クラシックや昔からある教則本など
著作権切れの曲
もあるでしょう。

多くの生徒に演奏される曲もあれば
そうでない曲も
あるでしょう。

どうやって著作者に分配するというのでしょう。

音楽著作権といえばJASRACが有名ですが、
JASRACの他にも音楽著作権の管理団体
は存在します。

JASRAC以外の管理団体と契約している曲
もあるのですよね。


  ※1 「教則本」
  要するに基礎練習の楽譜集ですが、
  何百年も前に作られた曲を
  今でも使っていることが多々あります。
 
  ※2 クラシックの著作権
  ちなみに、クラシックでも
  「剣の舞」のハチャトリアンは
  死後50年経過していませんので
  著作権切れではありません。

これからの懸念

今回の著作権料徴収が
音楽教室の料金値上げにつながって
「音楽離れ」や、

著作権のある曲を敬遠した教室による
「現代の楽曲離れ」
につながらないといいのですが・・・

この争い、どうなってゆくでしょう。
何年かかかりそうですね。

その間に「JASRAC離れ」が進んだら
結局JASRACは
自分で自分の首を絞める結果になるわけですが・・・

JASRACはこれまで
いくつもの裁判に勝ってきたという
自信があるので
そういった心配はしていないのかもしれませんね。

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