月曜なので『読んだ本シリーズ』です。
「自分が絶対正しい!」と思っている人に振り回されない方法
片田珠美・著 (大和書房)
精神科医の片田珠美先生の著書。
この方の本、好きなんですよね。
たまたま今朝の日経新聞の「オピニオン」にも
片田先生が出ていました。
また本買っちゃうかも。
この本の面白いところは
【「自分が絶対正しい!」と思っている人】と
【標的になりやすい人(振り回される人)】
両側面からの話があることです。
そして、結局のところ
【「自分が絶対正しい!」と思っている人】
を変えることはできないし
相手をすると大変なだけなので
【自分が振り回されないようにする方法】
が説かれています。
その【方法】としては、
-
相手を分析すること
-
相手に対して少しイジワルな視点をもって「プチ悪人」になること
困った人の中にはいろいろなタイプがありますが
中でも私が理解に苦しむのは
【自分にも非があるのに相手を攻撃するタイプ】でした。
自分の非がバレることや
攻撃されることを考えたら
こんなに相手を攻撃できないだろうに、
なぜこんなことをするのだろう。
と思ってましたが、
この本でフロイトの「快楽原則と現実原則」
という概念を知り納得。
そういう人は、「バレたときのことを考えない」
ものだそうです。
その場の快楽を優先して、
その場さえ乗り切ればそれでいい
という精神構造。
だから、ちょっと考えればわかるような
「しょうもない」ウソをつくのだと。
あと、興味深く読んだのは
【何かと上から目線で偉そうにレクチャーしてくる人】
「こういうリーダーはダメ!」と語る本人が
まさに『ダメリーダー』
↑これが太字で書いてありました。(原文そのまま)
彼らが自分自身で語る「自分はこういう人間だ」
という像は、「本物の自分」というよりは
「こうであってほしい」という理想像であり、
自分のことは自分ではわかっていないとのこと。
彼らに共通しているのは、
「自分は特別だ」あるいは
「自分は特別だと思われたい」という心理
とのこと。
確かに!
頼んでもいないのになぜか所作を
レクチャーしてくるわりに、
めちゃくちゃ無礼で、
「特別扱い」されないと
拗ねて騒ぎ出す人っていますね。
あなたの周りにもいませんか?
【「自分が絶対正しい!」と思っている人】。
見の周りの「困った人」の精神構造を理解して、
スルーの仕方を学べる本です。
自分が標的になりやすい自覚があって
イチイチ振り回されたくない方は
一度読んでみては。
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