『もしも徳川家康が総理大臣になったら』読んだ本の紹介シリーズ1

 

3月から月曜日は『読んだ本の紹介』

をしていこうと思います。

(書くことが決まっていると楽なので)

ちなみに、本は好きで、私の読書は雑食なので

紹介していく本に『決まった系統』はありません。

 

 

さて、今週はコチラ↓

もしも徳川家康が総理大臣になったら
眞邊明人・著(サンマーク出版)

 

 

コロナがまん延する現代日本で、

日本が誇る英傑たちが政権を担うというお話。

 

組閣は・・・

内閣総理大臣  徳川家康
官房長官    坂本龍馬
経済産業大臣  織田信長
経済産業副大臣 大久保利通
財務大臣    徳川秀吉
財務副大臣   石田三成
厚生労働大臣  徳川綱吉
農林水産大臣  徳川吉宗

もう死んでいる人を

コンピュータ技術で動かしているので

生存した年代が一緒だったかどうかは

どうでもいいのです(笑)

 

設定はハチャメチャですが、

内容は勉強になること満載!

 

私の中での組織論・リーダー論と一致していて、

過去の英傑たちが言う言葉は、読みながら

首を縦に振りまくってしまうことがたくさん。

 

今、私は「青年会議所」という団体で

「理事長」という職を預かっているのですが、

ここに出てくるリーダーたちの言動は

本当に私の思い描くリーダー像そのもの。

 

中でも首がもげるくらいにうなづいたのは、

秀吉のこの言葉。

将たるものの仕事は決めることじゃ。
決めたことは何があってもやる。
そういう将の下には、それを成し遂げる者が集まるものじゃ。
あとは将はその者たちを信じて任せる。

 

『長』と名がついても【決められない人】は、

本当にたくさん。

身近なところでも、国家というくくりでも。

 

現代日本がもともと抱えていた問題かと思いますが、

このコロナ渦でそれが露呈しました。

 

『決める』という仕事を怠り、

些末なことをやって、

それで『仕事をした風』を装われても

いやいや、
あなたの仕事は『決めること』です。

ってね。

それ以外のことは他の人ができるからね。

 

そして、彼らの言動で勉強になったのは

示すことが明朗であること。

 

私、自分より上の人には

わざと反対意見を勢いよく言ってみたりするのですが、

すると・・・

 

その場で例外や妥協案を出し始めたり

「そっちで決めてくれたらいいから」

などと言い出すことも。

 

発したことが、すぐに覆る。

「自分できめた」ということにしない。

例外や妥協案が含まれまくっていて

結局どうしたらいいのかわからない。

 

そんなことでは、

『決めること』に対する覚悟のなさ、

リーダーの『軽さ』が透けて見えてしまい、

なかなか人はついてきませんね。

 

リーダーが決めたこと、発した言葉が

【絶対になされること】、【明朗な提示】

だからこそ、

多少の不自由を背負ってでも

人が動くのだと思います。

 

そして、この本でいうと、

内閣が動いただけでなく、日本全体が動いたのです。

私も今、せっかく

『長』という役をやる機会をいただいているので

忘れることなく心に刻んで過ごします。