私は人前で話すのがそれほど苦手ではありません。
よく「上手」と言っていただきます。
ただ、感情を込めたとき、伝えたいことがあるときに
本当にそれが伝わっているかどうかはわかりません。
上手に話していたけれど、
その後(その人の話が自分の頭に)何も残っていない
ということ、経験ありませんか?
「伝える」ではなく「伝わる」にしたいと思っています。
そこで、今週の本はコチラです。
↓
バナナの魅力を100文字で伝えてください
~誰でも身につく36の伝わる法則~
柿内尚文・著(かんき出版)
簡単な文章でテクニックの紹介がされており、
読みやすい本でした。
この本の題名からしても「表現の上手な人」で
あることはわかるとおり、
著者は編集を仕事としている方です。
まったく意識せずこの本を選びましたが
過去に読んだ(ここでも紹介しています)
の著者さんでした。
やっぱりセンスが秀逸ですね。
読むのに時間がかからない本なので
36のテクニックの紹介は本に任せるとして
特に心に留めておきたい2点だけ、
書き留めておきます。
「伝わる」とは、伝えたい相手に
「印象+記憶」を残すこと。
相手の頭の中にイメージが浮かばないと、
それは伝わっていない可能性が高い。
本の冒頭に「伝えるのがうまいと起こること」
が20個ほど列記されているのですが
その中に
人の時間を奪わない
とあり、ドキッとしました。
伝えられないのは、工夫不足。
自分のせいで人様の時間を奪ってしまわないように
相手の頭の中をイメージして
「伝わる」伝え方で伝えていこうと思います。
経営者、経営者さんと関わる者として 真面目なビジネス系、組織論系、経営論系 ・・・に留まらず、小説、学術系まで。 『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。
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