事業実績報告の作り方

 

運送業許可をもっている会社は

毎年7月10日までに事業実績報告を行うこと

となっています。

『事業実績報告』とは、

前年4月1日~今年の3月31日まで

運送業の実績を届け出るものです。

 

どれだけ車両があって、

どれだけ走って、

どれだけ運んで・・・・

といった報告書です。

(ちなみに、決算から100日以内に届け出る
『事業概況報告書』は、決算書の内容に関わる届出です。)

 

今日はすべての許可業者さんが7月10日までに行う

事業実績報告に出てくる用語のお話です。

 

『延実在車両数』という言葉と

『延実働車両数』という言葉があります。

 

 

まずは『延実在車両数』

これは、緑ナンバーをつけた車両が存在した日数

(1台ごとの日数をすべての車両分足した数)です。

ポイントは、その車両が「あったか」どうかだけということ。

走っていようが、1日中車庫にあろうが1日は1日です。

 

 

緑ナンバー車両が10台ある会社さんで

4月1日~3月31日までに増車減車がまったくなかったら

365日×10台=3650日となります。

 

もし、年間通して存在したのは9台で、

昨年6月25日に1台増車していたとすると

365日×9台=3285日

280日×1台=280日

※2021年6月24日~2022年3月31日は280日

3285+280=3565日となります。

 

 

これに対して、『延実働車両数』

こちらは「実際に緑ナンバーとして走った日」

カウントします。

 

 

特に霊きゅう車の会社さんは、「走らない日」も多いので

日報を見て、「走った日」を数えます。

 

営業日に全車両動くような会社さんであれば、

「月~金曜日は全車両走っていて、日祝は休み」

⇒297日(祝日は年によって少し変わりますが)

 

「うちは銀行と同じカレンダー」

⇒244日(祝日は年によって少し変わりますが)

といったように実際に走った日をカウントします。

 

ひとつ目の例であれば「延実働車両数」は、

297日×10台=2970日となります。

 

 

運送業許可をもっていたら毎年

やらなければならない2つの届出について

 

知らなかった。

これまで何もやってないけど、

陸運局から何か言われたことないよ。

とおっしゃる許可業者さんもいらっしゃいますが、

やってください!

過去ブログの繰り返しとなりますが

巡回指導や監査でマイナス評価の対象となりますし、

営業所や車庫の増設などもできません。

 

岐阜県、愛知県、三重県、静岡県の会社さんであれば

事業実績報告も事業概況方報告もに承ります。

 

自分でやる自信がない方、

とにかく時間がない方、

新しいことを覚えるのが面倒くさい方、

どうぞお問い合わせください。

 

許可をとった後のお手続きについても安心してお任せください。
許可業者さんの年度の届出(実績報告、概況報告)は、
岐阜県、愛知県、三重県、静岡県から承ります。