今年の甲子園

 

甲子園真っただ中ですね。

 

 

 

私の甲子園の楽しみ方は独特。

「お、これはうまいなぁ」

と言うのは、野球のプレイではなく、吹奏楽。

「あ~、対戦校と一緒かぁ」

と言うのは、ゲームの運びではなく、

ヒットが出たときのチャンスの曲。

 

そして、車の中ではYouTubeで

「甲子園吹奏楽メドレー」を流して楽しみます。

(いや、もう野球見てないどころか、この時期じゃなくてもいいじゃん)

 

ちなみに、『アフリカンシンフォニー』と『サンバデジャネイロ』と『エルクンバンチェロ』が好き!

 

 

さてさて、マジメな話ですが・・・

 

高校3年生は『最後の夏』なんて言ったりしますが、

今の3年生って、高校入学時から

コロナに翻弄され続けてきた世代です。

一生に一度のイベントを奪われたり

頑張る機会を奪われたりしながら

部活もこれまでのように満足にできずに

学生生活を送ってきた世代です。

 

 

「部活だけやってりゃいい時期」なんて

人生でそうそうない。

(あ、授業は出なきゃいかんけど)

 

周りの人と抱えるものに大きな差がなく

ただただ仲間と一緒に頑張れるのなんて

子どものうちだけ。

 

大人になったら仮に同じ経験をしても

心の揺さぶられ方は違う。

 

人生のターンの中で

「高校生だから!!」

という特権はあると思うんですよね。

 

 

去年は甲子園出場が決まっている学校でも

コロナ感染の影響で

出場辞退となってしまった学校がありました。

この春の選抜でもそのようでしたね。

 

そんな中、この夏の甲子園では、

コロナの集団感染が認められた学校も含めて

49校もれることなく

すべての学校が試合に出られたこと

本当によかったと思います。

 

感染が確認された学校の初戦の試合日程を

初戦最終日にもってきたり、

その後感染が確認された学校については

(選手の入れ替えは必要でしたが)

陰性の確認でチームとしての出場は認めたり。

 

子ども達の大事な一瞬です。

簡単に『仕方ない』なんてひとことで

ナシにするのではなく

『どうしたらできるか』

と奔走してくれた大人がいたこと

本当に嬉しく思います。

 

こういう世の中になってきて、本当によかった!