優れたリーダーはなぜ傾聴力を磨くのか?・読んだ本シリーズ34

 

今週の本はこちら

コーチングの先生である著者による

部下を抱える人のための「傾聴力」の本

優れたリーダーはなぜ傾聴力を磨くのか?
林健太郎・著(三笠書房)

 

そもそも

なぜ部下の話を聞く必要があるか?

 

この本では、それは・・・

それは問題解決のためではなく、

信頼関係を気づき、部下が自分で

考えられるようにするため。

 

要するに、

今向き合っている課題を部下のアイディアで

解決していこうという方向性ではなく

部下が『考えられる部下』になることで

組織全体の力をあげるための本です。

 

話を聞くときに意識したいのは・・・

  1. 自由に泳がせる(とはいえ、ゴールは設定しておく)
  2. 「事実」とそれ以外(印象など)を分けて聞く
  3. 「時制」(過去、現在、未来)を意識する

 

面白いと思ったのは

ハーマンモデルの4分類

 

『どんなアプローチを好むか』で

人間のタイプを4つに分類したもので、

声かけの提案も記載されていました。

 

 

最後に載っていた

「聞くこと」が社会インフラとして組み込まれる

という話に賛同。

「聞いてもらえる」と信じて生きていられるのは

その人の自己肯定感を上げ、

またパフォーマンスを上げることにつながります。

子どもも、働いている人も、

人と話す機会がないひとり暮らしのお年寄りも。

「聞いてもらえること」

が社会インフラとして注目されるといいなと

私も思います。

そういう大臣も作ったらいいのに(笑)

 
 

経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。

 

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