とある人物とリーダー像について話をしている中で、
彼の求めるリーダー像が、
私のそれとまったく異なっており
(共感はしないけど(笑))
理解したいなと思って
これが彼のリーダー像に近いのかな
と勉強のために読んでみました。
完璧なリーダーは、もういらない。
宇宙兄弟
長尾彰・著(学研出版サイト)
『宇宙兄弟』(漫画、映画にもなっています。)の
ちょっと地味で頼りない兄を題材に
これからのリーダーシップを語る本です。
リーダーは先頭を走り、みんなを引っ張れる優秀な存在でなければならない。
リーダー=優秀で選ばれた人間
『リーダー』と聞くと、
力強く皆を牽引する人物を
思い描く方が多いでしょう。
しかし、筆者は
これからは「総リーダー時代」
※チーム全員がリーダー
「~したい」という自分の意思を発信できるのがリーダーシップ
と説いています。
リーダーを『賢者風』と『愚者風』とに
カテゴリー分けして
※もちろん宇宙兄弟の兄は『愚者風』リーダー
■賢者風リーダー・ヒエラルキー型
問題を解決しようとする
正解があると考える
■愚者風リーダー・ネットワーク型
問題を解消しようとする
回答があると考える
と違いを説明しています。
ここで面白いのが、
ヒエラルキー型は、「愛情と信頼で機能する」
ネットワーク型は、「規律と秩序で機能する」
としているところ。
逆をイメージする方も多いでしょうが、
ヒエラルキー型では、
愛情と信頼がなければ言うことは
聞けないでしょうし、
ネットワーク型では、
規律と秩序がなければ
みんなが好き勝手しているだけで
およそ「組織」とはいえない
どこにも行きつかないものに
なってしまうでしょう。
そう思うと、「総リーダー社会」というのを
うっかりはき違えてはいけませんし、
意外とネットワーク型組織で愚者風リーダーをやる方が
ハードルが高いような気がしてしまいます。
これで結果を出せる組織は
皆の意識がよっぽど高いのでは。
※この本では、宇宙行の選考に残る人たちのグループなのでそもそも皆超優秀。
組織、人、タイミングによって
運営、リーダー像を変えていけばよいのでしょうね。
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