完璧なリーダーは、もういらない。・読んだ本シリーズ23

 

とある人物とリーダー像について話をしている中で、

彼の求めるリーダー像が、

私のそれとまったく異なっており

(共感はしないけど(笑))

理解したいなと思って

これが彼のリーダー像に近いのかな

と勉強のために読んでみました。

 

 

完璧なリーダーは、もういらない。
宇宙兄弟
長尾彰・著(学研出版サイト)

 

『宇宙兄弟』(漫画、映画にもなっています。)の

ちょっと地味で頼りない兄を題材に

これからのリーダーシップを語る本です。

 

リーダーは先頭を走り、みんなを引っ張れる優秀な存在でなければならない。

 

リーダー=優秀で選ばれた人間

 

『リーダー』と聞くと、

力強く皆を牽引する人物を

思い描く方が多いでしょう。

 

しかし、筆者は

 

これからは「総リーダー時代」
※チーム全員がリーダー

 

「~したい」という自分の意思を発信できるのがリーダーシップ

と説いています。

 

 

リーダーを『賢者風』と『愚者風』とに

カテゴリー分けして

※もちろん宇宙兄弟の兄は『愚者風』リーダー

■賢者風リーダー・ヒエラルキー型

問題を解決しようとする

正解があると考える

 

■愚者風リーダー・ネットワーク型

問題を解消しようとする

回答があると考える

と違いを説明しています。

 

ここで面白いのが、

ヒエラルキー型は、「愛情と信頼で機能する」

ネットワーク型は、「規律と秩序で機能する」

としているところ。

 

逆をイメージする方も多いでしょうが、

 

ヒエラルキー型では、

愛情と信頼がなければ言うことは

聞けないでしょうし、

 

ネットワーク型では、

規律と秩序がなければ

みんなが好き勝手しているだけで

およそ「組織」とはいえない

どこにも行きつかないものに

なってしまうでしょう。

 

そう思うと、「総リーダー社会」というのを

うっかりはき違えてはいけませんし、

意外とネットワーク型組織で愚者風リーダーをやる方が

ハードルが高いような気がしてしまいます。

これで結果を出せる組織は

皆の意識がよっぽど高いのでは。

※この本では、宇宙行の選考に残る人たちのグループなのでそもそも皆超優秀。

 

組織、人、タイミングによって

運営、リーダー像を変えていけばよいのでしょうね。

 

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