手紙屋・読んだ本シリーズ5

 

月曜なので、『読んだ本の紹介シリーズ』です。

私の読書は『雑食』なので、今週は小説(しかも軽い)を。

 

 

「手紙屋」 蛍雪篇 
私の受験勉強を変えた十通の手紙
喜多川泰・著 (Discover)

 

勉強をしなくちゃと思いつつ、身が入らず

いろいろなことが中途半端で悩める高校生のお話。

ティーンネイジャーらしいお話です。

題材は『受験勉強』ですが、

大人が読んでも学びのある面白い本でした。

 

 

もっとも印象に残ったのは

英文を読んでいて、わからない言葉が
出てきたら調べるために辞書がある。

というお話。

 

 

受験勉強に限らず、

逆をやろうとしている人が多いと思います。

単語の勉強をしてから英文に取り掛かるようなやり方

をする人。

 

 

まずは英文を読んだり、入試問題を解いたりする。

そうすることで、

自分に足りないものや質問のされ方がわかります。

すると、「今やるべきこと」がわかります。

 

 

今、自分は、辞書を全部覚えてから
英文を読もうとしていないか?

を常に念頭においてことにあたろうと思いました。

 

本

 

もうひとつ、納得したのは

本番前に逃げ出したくなるのは、
練習不足で自信がないとき。

という話。

 

絶対の自信は反復練習によって生まれる。

頭が真っ白になっても体が勝手に動く状態まで

繰り返して、心のゆとりをもつことができる。

 

法令試験過去問

 

わかってはいるのですが、なかなか・・・ねぇ?

 

ただ、「できるかな」と不安になるくらいなら

そのソワソワしている時間に手を動かして

練習した方がよっぽど不安は解消されるとは

思っています。

 

 

ところで、この本を読んでいて思い出したことが・・・

 

私が通っていた高校は田舎の進学校で

ほとんどの子が大学受験をします。

 

高校3年生のころ、

友だちのMちゃんが突然泣き出しました

思ったような成績がとれず、受験が不安

とのこと。

ナイーブなお年頃、ナイーブな時期ですからね。

 

泣いている女の子に向かって私が言ったことは・・・

この泣く時間、
手動かした方がいいんじゃない?

 

・・・すごい性格キツイ(笑)!!

今ならもうちょっと寄り添った

優しい言葉を使えるとは思うけれど、

それでも、きっと伝えることは一緒で

泣いていても不安は消えなくて
その不安を消すのは、手を動かすこと。
この泣いている時間に1個でも問題を解く
という『行動』だと思うよ。

ということでしょうね。

うん。性格はあまり変わっていないな。。。

 

ちなみにその子は、私よりよい合格判定を

得ていた気がします。

周りが春で部活をやめるところ、私は

秋までやっていて、高校3年生の前半は

みるみる成績が落ちていましたから。

 

私は、模試で志望校に合格できる確率が

20%」と出ても

「受かるか、落ちるかの2択だから50%だ」

と言い続けていました(正確には補欠もあるような)。

そして、志望校は落ちました(笑)

滑り止めで1つだけ受けさせてもらった大学が

めちゃくちゃ楽しかったので結果オーライ。