一般貨物の法令試験を解くうえで、
注意して読みたい単語のお話を続けます。
今日は
「適当」
「適当」という言葉には
「テキトーにやっといて⇒いい加減、雑」というイメージもありますが、
本来「適当」とは、「ふさわしいこと」という意味。
もちろん、法令で「適当」と書かれたときも「ふさわしい」という意味です。
法令試験の出題範囲のひとつに
【下請け代金支払遅延等防止法】というものがあり、その中で
下請代金は60日以内に支払う
と定められているのですが・・・
下請け代金の支払い期日については
六十日の期間内において、その適当な期間を定めなくてはならない。
と書かれたら、「正しい」と思ってしまいませんか?
実はこの問題は「×」で、正しくは
六十日の期間内において、かつできる限り短い期間
が正解です。
法律にこう書いてあるからです。
「60日」という知識を覚えていて、かつ「適当」と書かれたら、
私ならつい、「正しい状態、適した状態」だと思って「○」をつけてしまいそうです。
「適当」という言葉を「テキトー」に読み流してはいけません。
法律に「適当」と書いてあるのか、違う言葉で書いてあるのか、それによって答えは違います。
一般貨物自動車運送事業の役員の法令試験について
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