現代思想入門・読んだ本シリーズ8

 

月曜なので、本の紹介シリーズです。

3月から始めて2カ月なので8冊目。

今週は、雑食読書の私としても珍しい本。

(興味ある分野ではありませんでしたが、日経新聞の下の方にある広告を見てついポチっと・・・)

 

 

現代思想入門
千葉雅也・著(講談社現代新書)

 

いつだって

「正常」とされるのはマジョリティ

「異常」とされるのはマイノリティ

 

世の中では、昔から

寛大な心でマジョリティが

マイノリティを受け入れる

が美談として描かれることが多いですね。

 

 

例えば・・・

女性がいる組織は素晴らしい

といった価値観が世で幅を利かせています。

 

 

しかし、そもそも

なぜに、女性が『寛大な』男性に

『受け入れていただく』構図

で話が始まっているんだ??

と思ってしまう。

(相変わらずの私の性格(笑))

 

 

そこで、この本。

二項対立の脱構築

という概念が紹介されていました。

 

 

「プラス」と「マイナス」の二項対立のうち

「マイナス」の方に味方できる

ロジックを考える

というものです。

(本では「宙づりの状態に持ち込む」という言葉を使っていました)

 

 

なるほど。

プラスに入れるようにしていくのではなく、

マイナスの側にたった(マイナスを正義とする)

主張を展開するのですね。

 

 

ひとつの価値観を背景にすることで
一方がプラス、
もう一方がマイナスにされているだけだから

 

別の価値観で捉えれば、

マイナスにされている方がプラスになる

ロジックがあるはず。

 

・・・まあ、学問ではなく

現実の社会でそれを聞いてもらえるかが

問題ですが。

 

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