社長の覚悟・読んだ本シリーズ4

 

月曜なので、【読んだ本の紹介シリーズ】。

今週は、これからお話する機会がありそうな方の著書。

 

社長の覚悟
曽根康正・著(朝日香出版社)

 

会計士として多くの経営者さんと携わってきた中で、

先人たちの教えを学び活かしてきた中で、

またご自身が経営者として生きている中で、

経営者に伝えたい125のメッセージが収められています。

 

本

 

印象的だったのは

経営とは【人を通してことを成すこと】

という言葉が1冊の本の中で

繰り返し使われていること。

 

結局【成すこと】がなければ、

ただ目の前のことを消費・反応しているだけ

なのかもしれません。

(もちろんそれも悪くないですが。)

 

 

私は、『執念』が大事だと思っています。

やめなければできるから。

というのが、

私が「執念が必要だ」と考える理由でした。

 

『執念が必要』と言う人は多くはないかと思うのですが、

(『執念』がネガティブなイメージの単語と化している気がします)

この本の中では、『執念』についても言及されていて

障害を乗り越えられないのは
『経営者の執念』の問題

とされていました。

 

そこで故・土光敏夫氏(東芝社長、経団連会長などを担った方)

の言葉が紹介されていました。

 

物事をとことんまで押し詰める(執念がある)→成功による自信を積み上げる→能力を獲得する

 

その逆に

物事をとことん押し詰められない(執念がない)→成功による自信が得られない

とのこと。

 

なるほど。

執念は『今やっていることひとつ』だけではなく、

『次にやること』や、

長いスパンで経営者の人格や決断・行動に

影響するのですね。

 

 

耳の痛い(本だから「目の痛い」?)ことも

挟まれつつ、共感もたくさんの本でした。

 

私もいつか、『本当の経営』をする

『経営者』になろう。

今は『職人』が楽しいけれど。