月曜なので、【読んだ本の紹介シリーズ】。
今週は、これからお話する機会がありそうな方の著書。
社長の覚悟
曽根康正・著(朝日香出版社)
会計士として多くの経営者さんと携わってきた中で、
先人たちの教えを学び活かしてきた中で、
またご自身が経営者として生きている中で、
経営者に伝えたい125のメッセージが収められています。
印象的だったのは
経営とは【人を通してことを成すこと】
という言葉が1冊の本の中で
繰り返し使われていること。
結局【成すこと】がなければ、
ただ目の前のことを消費・反応しているだけ
なのかもしれません。
(もちろんそれも悪くないですが。)
私は、『執念』が大事だと思っています。
やめなければできるから。
というのが、
私が「執念が必要だ」と考える理由でした。
『執念が必要』と言う人は多くはないかと思うのですが、
(『執念』がネガティブなイメージの単語と化している気がします)
この本の中では、『執念』についても言及されていて
障害を乗り越えられないのは
『経営者の執念』の問題
とされていました。
そこで故・土光敏夫氏(東芝社長、経団連会長などを担った方)
の言葉が紹介されていました。
物事をとことんまで押し詰める(執念がある)→成功による自信を積み上げる→能力を獲得する
その逆に
物事をとことん押し詰められない(執念がない)→成功による自信が得られない
とのこと。
なるほど。
執念は『今やっていることひとつ』だけではなく、
『次にやること』や、
長いスパンで経営者の人格や決断・行動に
影響するのですね。
耳の痛い(本だから「目の痛い」?)ことも
挟まれつつ、共感もたくさんの本でした。
私もいつか、『本当の経営』をする
『経営者』になろう。
今は『職人』が楽しいけれど。