西の魔女が死んだ・読んだ本シリーズ33

 

今週は軽めの小説

西の魔女が死んだ
梨木香歩・著(新潮文庫)

 

9年前にふと目に留まって

購入して読んだのですが、

娘が

学校の教科書で出てたけど、

一部しか載ってなかったから

本で読みたいんだよね~。

と言ったので

(彼女が活字の本を欲しがるなんてめったにないこと!!)

再度購入して、

娘が読んだ後に貸してもらいました。

 

本

 

主人公は中学1年生の女の子。

彼女が少しの間、

祖母の家で生活したときのこと、

そしてその後の成長を描いた物語。

 

祖母はイギリス人で、

昔ながらの田舎暮らしをしています。

 

以前読んだとき、娘は3歳。

そして今、まさに中学1年生。

今読むと、全然違う!!!

 

主人公の女の子は、

多感な時期で、傷つきやすく

思春期の女子の環境は難しい。

そして繊細で打たれ弱く扱いづらい。

自分に自信がなかったり

意思が弱かったり。

それでも大人の揚げ足をとったり

反抗的だったり。

 

 

そして、いつも一緒にいる母親は

祖母のようには娘に接することができない自分のことや、

自分が忙しく仕事をしていること・・・

どこかで自分を責めてるんじゃないかな。

とっても近くに感じてしまいました。

 

 

最後には、主人公の女の子が

自分の決めたことをやり遂げる力

を育てて、

自分らしく他人と関係をもてるようになった

様子を読むことができて、

嬉しくなってしまいました。

 

うちの娘もこうなるといいのだけれど・・・

(今はまさに物語の序盤の様子)

経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。

 

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