最近めまいの病気になって、「治っていくだけ」だといいのですが、「よくなったり悪くなったり」を繰り返すようで、
ちょっとした運動ができるほど調子のよい日の翌日が、寝返りをうつだけでめまいがひどくて気持ち悪い日がきたりと、「その日にどれだけ動けるか」がわからず困っています。
今週はイベントごとも多いのですが・・・
さて、月曜なので『読んだ本シリーズ』です。
所属するロータリークラブの新入会員さん(私と同タイミングで入会の方)が卓話の中で「この本に勇気づけられて」と紹介しており、その場でメモを取って、すぐに購入。
あなたに贈る21の言葉
水谷もりひと (著)
電車の中で読んでいたの、に特に冒頭の3つのお話・・・泣けました(2人掛け席で隣はいなかったおのでまあセーフ?)
2つめの「のらねこ学かん」を立ち上げた方のお話は、過去に他の雑誌でも読んだことがあって、知っていたのに(いえ、ここに掲載されている以上に「知っているからこそ」かもしれません)泣けましたね。
胸が締め付けられるようなお話、心が揺さぶられる話は、ここでは特段紹介せず、
ここではいつものとおり、自分の引き出しにストックしてこの先の人生で使うものを3つピックアップします。
1,勝ちたすぎるとダメ。「なるようになる」という気持ちが必要
卓球の石川選手の話。
彼女が勝てなかった時期
それまで肩を落としたり、泣いたりしていた彼女が吹っ切れたように笑顔でカメラの前に出てきて
「勝ちたすぎるとダメですね」
と。
「勝ちたい」「結果がほしい」ばかりでは、何をやっているかわからなくなる。
「なるようになる」という気持ちがないと・・・
と、試合をちょっと楽しみにできるようになったところで、また勝ち星が戻ってきた。
2,人生は舞台、人類は皆役者。失敗したときには「今、稽古中」
理不尽な相手に出会っても「あの人はそういう『役』を演じているのだ」と考える。
振り回されずに私は私の『役』をやればいい。
失敗しても、恥をかいても、「今、稽古中」と言って笑えばいい。
3,花鳥風月を感じる
養老孟子さんが大学生にアンケートを取った際「自分は今幸せ」と答えた割合が多かったが、その『幸せ』の根拠が家族や友だちの存在だった。
「誰々がああ言った。誰々がこう言った。」ばかり。
そこに花鳥風月が出てこない。
人は、人との関係の中に幸せを感じるものだが、それは裏を返すと、不幸せの原因も人間関係となる。
「社会」に100%依存するのではなく、自然を感じよう。
花を愛で、鳥の声を聞き、風を感じ、月を見上げて、
「自分の悩みなんて大したことじゃない」
と思える。人間にはそんな力がある。
私は最近、養老孟子さんの話が好きで、ここでも何度か彼の著書を紹介していますが、3つのめのお話は養老さんらしい話ですね。
彼は虫が大好きで、「自然界に逃げ場所があった」と語っています。
「人との関わりの中で」ばかりが正しいことのように語られることが多いですが、新しい(でもとても古い)話を読むことができました。
21のお話が掲載されている中、人によって響くお話は違うでしょうし、そのときそのときで自分に響くお話も違うことでしょう。
また何年か経って読んでみるのも面白いかもしれません。
プレゼントにもいい本だと思います。
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