これだけAIが発達してAIが言葉を紡いでくれるようになって、瞬時に情報に接することができるようになって、人間は長文を読まなくなって・・・
これからを生きていく子ども達は「読解力がある」それだけで『他に差がつく』と思っています。
我々大人たちも、40歳になっても
「これまでの話を了解していたはずなのに、なぜ今その発言?どうしたらそういう理解になる?」
みたいな「言われたことを言われたとおりに受け止められない人」「書かれていることを書かれたとおりに読めない人」は一定数いると思います(あなたの周りにもいませんか?)。
私もつい曲解してしまうことがあるかもしれない。
そこで、中2の娘と国語(読解)ドリルをやりはじめました。
国語にはわりと自信があるし、子どものころはほぼ100点しかとっていないけれど、それでもプライドを捨てて小4からはじめています(「上に出てくるような大人は小学校中学年から国語ドリルをやれ」という記事を読んで)。
毎日ひとつずつやって中3までやれると嬉しいな。
(ちなみに現在2週間。旅行にも持っていきました)
さて、それでは本題の本の紹介です。
社会に出るあなたに伝えたい
なぜ、読解力が必要なのか?
池上彰・著
1,読解力とは
自分以外の他者、直面した状況などの多岐にわたる「相手」のことを正しく理解する力。
読解力には、「論理的読解力」と「情緒的読解力」のふたつがある。
「論理的読解力」は、相手の主張を理解する力、多角的なものの見方を身につけるための力。
「情緒的読解力」とは、自分とはまったく違う境遇の人、考え方が異なる人、自分がしたことのない体験をしている人に対しても共感できる力。
ちなみに読解力というと国語ばかりを想像されるでしょうが、数学(算数)にだってつながっています。
例えば、因数分解で磨かれる力は、ものごとの共通項を探して分類・整理する力。
2,知識がある
知識が豊富なのは、だたの「物知り」。
知識を自分の言葉にして伝えられたり、知識と知識を結びつけて何らかの論理を作ったりと、知識を駆使できる人が「教養のある人」。
3.読解力の高め方
読解力を鍛えるには、「書く」「聞く」「伝える」「読む」。
相手が何を言いたいのかを常に考えながら聞き、わからないところは、聞き返す。
ポイントをついた質問ができるようになれば、読解力が身につく。
新聞を読む、書き写す、要約する。
推理小説を読む。
本の冒頭では、緒方貞子さん(国連難民高等弁務官)の「本質を読み解く力」で、難民の定義を拡大してルールを変え、以降の多くの人々の命と生活を救った例が紹介されています。
さすがにそこまではいかなくとも、読解力があれば仕事や人間関係が円滑に進み、自分や周りが気持ちよく過ごせることでしょう。
私も高めたいですし、これからを生きていく娘には是非身に着けてほしい力です。
経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
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