月曜は【読んだ本シリーズ】
試験前なので軽めの本です。
会社では教えてもらえない
ムダゼロ・ミスゼロの人の伝え方のキホン
山口 拓朗 (著)
1,伝える前に相手の反応を決めておく。
伝えた結果を相手任せにしない。
伝える目的を考えて、先にゴール(相手のどういった反応を引き出すべきか)を
決めておく。
先に相手の反応を決めておけば、そのためにどう伝えたらいいか考える。
決めた反応がリアルであればあるほど、そのとおりの結果となる。
2,プレゼンは練習が必要。質問と答えは3つ用意しておく。
スティーブ・ジョブズですら、商品発表のプレゼンのリハーサルに、
丸2日を費やしたといわれている。
舞台でショーをするならリハーサルをするのに
プレゼンや人前で話をするのにリハーサルをせずに成り行きで話す人が多い。
リハーサルでは、声のトーン、表情、ジェスチャー、間を確認する。
事前に出そうな質問と答え、反対意見と反論を最低3つは用意しておく。
3,印象に残らないのは圧倒的な熱量不足
「スピーチは3日も経てば、話の80%は忘れてしまう。
聞き手が覚えているのはスピーチしている人の態度や迫力だけだ」
とは、この本で引用されていた、とあるCEOの発言。
話の内容に「情熱」を注ぐこと
話す相手に「愛」を注ぐこと
「態度や迫力」、「情熱や愛」が、とても大事な要素になる。
伝えるコツをマスターしたのに伝わらないのであれば、
それは話す人のエネルギー不足。
心がけるべきは自身のエネルギーを高めること。
本人のエネルギーが高まれば言葉は伝わりやすくなる。
これは、圧倒的なエネルギーの人の話を聞いた経験があれば納得できる。
ピックアップしたのは、「従業員や部下に対して」というより
「幅広く大勢に対して」のポイントばかりです。
関係性がある相手に対しては自分で工夫できると思うので
「人前で話す機会」に覚えておきたい点を覚えておこうと書き記しました。
経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系・・・に留まらず、小説、学術系まで。
『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。