読んだ本シリーズ。今週はコチラ↓
何かの記事か本で出てきたので、「いつか読もう」と買ってあった本です。
何のために働くのか
自分を創る生き方
寺島実郎 ・著
著者が大学で就職活動を控えた学生向けに講義を行っていたこともあり、「働くとは?」「人はなぜ働かなければならないのか?」といった話から始まるのですが、これから就職をする方だけでなく、もうすでに何年も何十年も仕事をしてきた人にとっても学びのある「大人として社会で生きていく意義」にまで触れた本だと感じます。
1,「自分探し」には意味がない。目の前のことと格闘することで自分の使命がみえてくる。
著者の言葉を借りれば「青い鳥などどこにもいない」。
「これは自分の仕事ではない」「自分の居場所はここではない」「本当の自分を探したい」などと言って焦ったり辞めたりするのではない。
目の前の与えられたことに対して、一生懸命取り組んでいるうちに、「自分というもの」がわかってくる。
そうして自分の可能性を探求していくことで、「これをやるために生まれてきた」というものが生まれてくる。
2,「お任せ民主主義」をやめて、自分の頭で考える。
ネットで検索し、そこに書かれた人気順位に従って行動する人々の多いこと。
著者の言葉では「いつも誰かのガイドラインに沿って、すべてを決めている」。
「皆さん、そうおっしゃっていますよ」が理由として成り立つと思っていることに私も疑問を覚えるタイプ(理由を聞いたのに、「いや、それ、理由言ってないじゃん」となる(笑))なので、この部分をとても興味深く読みました。
3,情報とは「情けに報いる」と書く。「早く真剣に伝えてやろう」と思われる人間であれ。
情報があふれた社会。「ネットで検索すれば情報が手に入る」というのは勘違い。
そのような情報は手がかりにはなるかもしれないが、「ほんとうの情報」ではない。
情報という漢字が「情けに報いる」書くように、真の情報を捉えるには、人間の心をとらえること。
相手から「こいつには、他の人より早く本気で伝えてやろう」と思われる人間的な魅力が必要。
就職活動関係なく、若い世代(高校生・大学生、そして40歳くらいまでの社会人)が心の中に指針としてもてるといいなと思う素敵な考えがたくさんありました。
経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
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