いつの間にか時が過ぎていて、恐ろしいことにもう年末が見えてきてしまいました。
長いスパンで時間の使い方を考えたい今日この頃。
今週の本はこちらです。
努力革命
ラクをするから成果が出る!
アフターGPTの成長術
尾原和啓 (著)、伊藤羊一 (著)
1,受験勉強の無意味化
(私は、受験勉強自体は、努力する経験、目的に対して自分のやり方を工夫する経験として良い意味があるとは思うものの)
「良い学校に入るための受験勉強」の意味はなくなる。
リアルの教室が必要だった時代と異なり、オンラインで誰でも講義が受けられるようになる。
ChatGPTによって講義の難易度も自由にカスタマイズできるようになる。
(「中学生にもわかるように説明して」と頼む)
誰もが学びたいときに学ぶことができるようになる。
2,AIが最後まで持てないのは「飛ぶ力」
頭の良さはChatGPTによってほぼコピーできる。
しかし、論理的思考力や合理性によって導き出された答えから「飛ぶ力」はコピーできない。
これは、AIが最後まで持てない能力。
一流のリーダーはしばしば非合理な決断をする。
(例・論理的に考えればAだが、今勝負にでなければチャンスを逃すのでBにする。)
論理的思考力だけでは意思決定はできない。
「飛ぶ力」は自分のうちから沸き起こる声に従うことから生まれる。
3,iPhoneとガラケーの分かれ道。自分がほしいものをつくる。
綿密にマーケティングをして、多くの人に受けるものを提供するより、
とことん自分の世界にこだわったものをつくって、少数でもいいので熱狂的なファンを獲得する。
「お客さん」ではなく「仲間」になってもらう。
顧客の声(「充電がもっともつように」、「もっと絵文字をたくさん」)に忠実に従うのではなく、自分がほしいもの(「こんなデバイスがほしい」)をつくる。
ないものを埋めるのではなく、ほしいものをつくる。
結局ガラケーはiPhoneに市場をとってかわられた。
紙とペン派の古風な私ですが、たまにこういった本を読むと面白そうなことは試してみます。
1年以上前、最新技術の本を読んでLineの「AIチャットくん」を導入してみました。
そのときは(自分の中で)流行って、年配の方にも教えてさしあげたりしていたのですが、そういえば最近は使っていないなぁ・・・
この本にも試してみたい機能がいくつか紹介されており、チェックしてあるので、行き詰ったときに使ってみようと思います。
経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系・・・に留まらず、小説、学術系まで。
『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。