夢と金・読んだ本シリーズ125

月曜なので、【読んだ本シリーズ】です。

最近気になる本が溜まりすぎていて・・・

でも忙しくて疲れていて腰を据えて読めず・・・

先週弊所に救世主(スタッフ)が入ってくれたので

これからじっくり重い本も読んでいけるといいなと思います。

さて、今週の本はコチラ

先日、株式会社エイチーム様に視察にうかがい社長のお話をうかがっている中で、

「稼ぐって大事だよな」

としみじみと思ったので、つい、このタイトルが目に留まりました。

西野さんの本(絵本を除く)、初めて読みました。

夢と金

西野 亮廣 (著)

1,「なぜ」を繰り返すと、お金に行きつく。

知床の「KAZU Ⅰ」の事故原因を考える

世の中にヒューマンエラーはない。

「人に失敗させるシステム」が悪い。

そのため、個人をつるし上げたところで事故の「原因」は取り除けない。

では、「原因」とは?

それは、「ある状態や変化を起こす『もと』となるもの」。

事故の原因は整備不良、無理な運行か?

それは「原因」ではなく、「過程」だ。

考えるべきは

「なぜ整備不良のまま海に出たか?」


「なぜ無理な運行を続けたか?」

こうして「なぜ」を繰り返すと、「お金」という原因にたどり着く。

2,お金を出す人が求めているものを考える

お金は「上手に使ってくれる人のところ」に集まる。

応援のクラファンで、お金を使って、いりもしないリターンを用意するのは悪手。

応援してくれる人の気持ちを考える。

お金を出してくれる富裕層が何を求めているかを考える。

不足している人が求めているものと、足りている人が求めているものは異なる。

「熱狂的なファン」と「富裕層」を見誤ってはいけない。

最も高価な席を買う人は、作品やスポーツを「社交の場」として利用している。

席は近くなくて良い。個室でおしゃべりできる場所を好む。

3,脱・労働集約型、脱・完売志向型

例えばエンタメを作るときに費用が足らないとする。

ここで、資金繰りを解消するため「西野を稼働させる」という手がある。

しかし、西野を稼働させすぎると。肝心のエンタメの制作の時間がなくなってしまう。

「なるべく西野を稼働させずに、エンタメの制作費を作る」必要がある。

人間の労働力に頼ると、生み出せるお金に限界がある。

「時給×自分が働ける時間」が1日で稼げるお金の限界。

今の収入の原因は

・提供している商品・サービスの価値が低い

・私の身体しか動かせていない

のどちらか。

ちなみに、家は稼げないから、高いと感じる。

だから稼げる家を作る。

そもそも家を建てる前に「どうやって家に稼いでもらうか」を考える。

一部の人の要望を聞いて経費を使うより、

その一部の人の売り上げを捨てて利益を取りに行った方がいい。

・自分以外の何かに働かせる。

・たくさん売らなくていいビジネスモデルを構築する。

の2点が重要。

後半で語られていた「NFT」

来年には「ああ、あのとき始めていれば」と思うほど盛り上がって良い市場になっているかもしれませんが、

私にとっては「のれないもの」「なんとなく好きじゃないもの」だったので、

ただ情報として引き出しにしまっておくだけにしておきます。

数年後に破綻しているか、当たり前になっているか、どちらでしょうね。

経営者さんと関わる者として

真面目なビジネス系、組織論系、経営論系・・・に留まらず、小説、学術系まで。

『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。

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