メタ思考トレーニング・読んだ本シリーズ65

総会シーズンですね。

週末は商工会議所の関係と大学OB会の総会でした。

どちらもいい話がたくさん聞けて楽しかったです。

さて、月曜なので『読んだ本シリーズ』です。

2週間経つというのに喘息が一進一退を繰り返しており、そのせいかすごく疲れて体調が悪くて・・・

本当は読みたい本が溜まっているのですが、「読みたい本」はじっくり読みたいので、今回はサラッと読める本をサラッと要約。

メタ思考トレーニング

発想力が飛躍的にアップする34問

細谷功・著

もし人々に何が欲しいのかを尋ねたら『もっと速い馬がほしい』と答えただろう

という自動車を普及させたヘンリー・フォードの話はあまりにも有名かと思います。

彼は人々は『もっと速い馬がほしい』ではなく、『もっと速く移動したい』と望んでいると捉えました。

これが『メタ思考』の良い例ではないでしょうか。

この本は、『メタのレベルで考える』力をつけるための本です。

1,自分を客観視する、無知の知、そのものを考える

「それありき」でいきなり問題を解き始めるのではなく、まず「問題そのものについて」考える。

2,上位目的を考える(Why型思考)

5W1Hの「Why」以外の疑問視は「具体化」のための疑問詞であり、「与えられた問題をどのようにどのように解くかのヒントは教えてくれるが、「そもそも問題は違うところにある」ということを教えてくれる可能性があるのは「Why」のみ。

「Why」の使い方は2種類ある。

過去に向けて問うことで、因果関係(結果に対する原因)を探ることができる。

未来に向けて問うことで、手段に対する目的を問うことができる。

3,抽象化する(アナロジー思考)

アナロジー・・・「類推」。要するに、「類似のものから推論すること」

ただの「パクリ」ではない。

「抽象化」と「具体化」を組み合わせて、「遠くから借りてくる」方法をとる。

この3点を常に意識して人の話を聞き、課題に取り組みたいものです。

本の中では、次のような、なかなか刺激的な記述もありました。

「数字に訴える」ことは、アイデア貧者の最後の拠り所であることを肝に銘じておきましょう。

数字で語ることは「誰にでも理解できるから」。

逆に言えば、「誰にでも理解できる」は、思考が止まっている人でも理解できると。

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