読んだ本シリーズ。
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心理的安全性のつくりかた
石井 遼介・著
(日本能率協会マネジメントセンター)
『心理的安全性』
フレンドリーであること、
アットホームであること、
「ヌルイ」ことを想像するかもしれませんが、
そうではありません。
『心理的安全性』とは、
チームのため、成果のために、
発言する、試してみる、挑戦することに対して
『安全である(罰を与えられない)』
ことを言います。
意見を言っても、否定されたり、
黙っておけという空気をだされたり、
意見段階では何も言ってこなくても
失敗したら評価がさがったり・・・
そんな心理的安全性が確保されていない組織では
挑戦することがリスクとなるため、
実行・模索・行動することから学ぶということができなくなる。
個々のメンバーが気づいていたり知っていたりすることを、
うまくチームの財産へと変えることができない。
という弊害が出てきます。
逆に、心理的安全性が確保されていれば
健全に意見を戦わせ、
生産的でよい仕事をすること、
成果を出すことに力を注げるわけです。
心理的安全性の高い組織=『学習と成長する組織』
なのです。
日本人は「同町圧力」「結束力」「忖度」が強い(私はそう思っています)ので、
文化が違う方が書いた本ではここまで共感できなかったかもしれませんが、
著者は日本の方で、
しかもわかりやすく具体的な言動にまで言及されています。
「心理的安全性」を「安心して意見が言える環境」としか
捉えていなかった私には良い学びでした。
経営者、経営者さんと関わる者として 真面目なビジネス系、組織論系、経営論系 ・・・に留まらず、小説、学術系まで。 『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。
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