すぐ「決めつける」バカ、まず「受け止める」知的な人・読んだ本シリーズ43

 

月曜なので、読んだ本シリーズです。

 

タイトルを見た瞬間から

読みたい!!

と惹きつけられました。

 

 

すぐ「決めつける」バカ、
まず「受け止める」知的な人
安達裕哉・著(日本実業出版)

 

 

1,まずは「バカ」の話

 

筆者によると、

あらゆる人は自分の見えている範囲では

合理的な選択をしているそうで、

バカは人の属性ではなく、考え方の属性。

とのこと。

 

バカとは与えられた情報に対する姿勢の話で、

知ろうとしないのが「バカ」。

これは特定の脳の働きが起きている状態なので

人は誰でもバカになりうるのです。

(そして世の中からバカはなくならない)

 

自分の周りの人の顔を想像して

この本を手にとった私も(失礼(笑))

ドキッとしました。私もバカだわ。

 

 

2,そして、集団の中にいる「困った人(バカ)」の話

 

「無能だ」とみなされている人の共通点は、

・仕事の質が低い

・プライドが高い

 

これ、ものすご~く共感してもらえると

思います。

 

 

こういった社員については、経営者や上司は

彼のためにけっこうな時間がかかるのがもったいない。

その時間をほかの有能な人物にかけた方が全体の利益になる。

と悩んでいることが多い。

 

とはいえ、なんともならない。

技術的なことは教えられるが

プライドが高くて人の言うことを聞かないのだけは

直しようがないのだから

 

雇ってしまった以上どうにかしたいものの

人の話を聞かない(自分が正しく、他はバカだと思っている)のだから

難しいところですね。

本

 

3,最後に失礼(礼儀)の話

仮に相手が無能であっても、こちらが正しくても

公然と批判することの代償が高い場合もあるとのこと。

 

礼儀は重要というドラッガーの言葉が引用されていました。

大義は礼儀を不要にしない。

無作法は人の神経を逆なでする。

 

人は失礼だと感じる相手の話は聞きたくありません。

仮に正論であっても、

失礼であれば聞いてもらえませんから。

 

後ろの方のインテリジェンスの話や

議論の話、人々の反応の話など

最後の最後まで面白い本でした。

 

また読み返そう。

これを読んでたまに自分をチェックした方がいい。

私、バカになってないかな?

って。

 

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