想像力のスイッチを入れよう・読んだ本シリーズ21

 

月曜なので『読んだ本シリーズ』です。

 

カタイところ(内閣広報室)からやわらかいところ(小学生向け)まで

幅広くメディリテラシーを高める運動をしている下村先生の著書。

 

想像力のスイッチを入れよう
下村健一(著)・講談社

 

小学校高学年程度の文体の本ですが、

大人にも読んでほしいです。

 

大人も情報の取り方が『なってない』ことが

多々あるので。

 

そしてそれは、自分が損するだけの話ではなく

守るべきものを守れなかったり、

誰かを傷つけたり、

生きづらさを感じさせてしまう

ことにつながるので。

 

 

この本のテーマは【想像力】

 

人は、

「女性は・・・」

「被災者は・・・」

「○○人は・・・」

「○○世代は・・・」

と、単純に集団にして一枚のレッテルをはって、

その集団をひとことで理解しようとしてしまいます。

(私は「ラベル」を貼ると呼ぶが、著者の言葉を借りれば「レッテル」

 

私たちは、その集団の中には様々な人がいるのを

忘れることなく、そこにいる人に想像力

発揮しなくてはなりません。

 

著者は、

レッテルを貼った瞬間に、ひとりひとりに対する想像力のスイッチが切れやすい

と指摘しています。

 

 

人に対してと同様、情報に対しても想像力を

働かせることが重要です。

 

 

私たちが受け取る情報は

『広大な世界を小さな窓から

 覗き込んだようなもの』。

 

その意識をもっていなければなりません。

大人も子ども。

 

 

「その人のその発言は、どれだけのものを見たうえでの発言なわけ?」

「それは一方の言い分でしょ?」

「それはその人が言ったことで、あなた自身はどう思ったの?」

・・・と散々私に言われて育った娘は、

「人が言ったこと」に対しては

鵜呑みにしない習慣がついてきているように感じます。

(そんな育ち方してるから、実家は彼女を「扱いづらい」と面倒くさがるが(笑))

 

でも、どういうわけか、

テレビやネットで仕入れた話

そのまま繰り返すことが多いのです。

(これは本当に不思議!目の前の人が言っているのとは違う受け取り方になるのかな?)

 

この本で紹介されている

・ほかの見え方もないかな?
(見方を変える)

・隠れているものはないかな?
(別のものを考える)

という「情報の触れ方」を身に着けてほしいので

この本は娘に渡そうと思います。

 

ちなみに、私は週に1冊本を読みます。

中学生の娘には月に1冊

本をプレゼントしているのですが

なかなか読んでもらえていません(笑)

ダラダラベッドで動画見る時間あるなら

本読みなよ!

 

 

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