本を読む人だけが手にするもの・読んだ本シリーズ3

 

月曜日は、読んだ本の紹介シリーズ。

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今週は私が好きな考え方がいっぱい出てくる

藤原和博先生の著書。

「東京都初の義務教育民間人校長」

として元杉並区立和田中学校校長を務めた方です。

本を読む人だけが手にするもの
藤原和博・著 (日本実業出版社)

 

「みんな一緒」から「それぞれ一人ひとり」になった社会

口では『多様性』とか言いながら

「正か誤か」、「0か100か」のような

激しい二極化の風潮に辟易していました。

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そこでこちらの本!

二者択一にしかできないのは複眼的思考がないから。

 

本を読まない人は、その場で起こった報道に右往左往するばかりで

複眼的な視点をもつことなく安易に判断するから。

 

とのこと。

確かに!!

 

・多方向からの情報を読む
・いろいろな人が書いた文章を読む
・長い文章の中でとらえる

というのが身についていてこそ、

情報をきちんと読み取れ(取捨選択も含めて)、

自分の意見を組み立てられ、伝えられます。

また、人の意見も受け入れられます。

 

他人の意見を理解したり、

自分の意見を他人に理解してもらったり・・・

そのために必要なロジカルな思考が鍛えられる方法は

『読書』!!

 

世間の違和感も納得することができました。

本当に短い文章しか読まれなくなっていますもんね。

「〇分でわかる!」とか「まとめた記事」とか。。。

なんなら、最近は文ではなく写真か動画の世の中ですし。

「黒と白」「3つのポイント」とかではなく

黒と白の間、まとめられたときに省かれたところに

『間』とか『幅』があるのに。

 

読書好きには嬉しい本でした。

これからもどんどん読むぞ!