物流2024年問題についてラジオでお話しました。

 

事後報告になってしまいましたが・・・

一昨日4月20日(水)

地元のラジオに出演させていただき、

物流2024年問題

についてお話しました。

 

 

パーソナリティさんもディレクターさんも

もちろん運送業のことは詳しくありません。

打ち合わせで

物流2024年問題って知ってますか?

と聞くと

知りません。

とのお返事でしたが、

話し終わってマイクを切った瞬間に

わかりやすかった~!!
私たちの生活にも関わってるから
知ってよかった~!

と言っていただきました。

 

 

さて、このブログをお読みの皆さんは、

ご存じかと思いますが・・・

物流2024年問題

ひらたく言うと・・・

2024年4月1日からドライバーさんの
拘束時間の上限が短くなる

という問題ですね。

 

 

おそらく、運送業界以外の方からは、

運送業界の問題

とあまり注目されていないことと思いますので

運送業界以外の方に「ピンとくる」ように

計算してみました。

2024年4月1日から

ドライバーさんの時間外労働の上限が

年間960時間

となります。※これが今回変わるルール

 

さて、1か月あたりで計算してみましょう。

 

①1か月あたりにすると

960時間÷12カ月=80時間

→1カ月の時間外労働が80時間

 

②時間外でない部分(法定労働時間)は

1週間あたり40時間なので

40時間×4.3週=172時間

→1カ月の法定労働時間が172時間

 

③ここで休憩時間を追加で1日1時間とすると

1時間×22日=22時間

→1か月の休憩時間が22時間

 

 

①②③を足すと80+172+22=274時間

1か月あたりの拘束時間が274時間となります。

 

 

現状の運送業界のルールでは、

1ヶ月の拘束時間は293時間以内
※特例で320時間までのケースもあり
(※労使協定締結の場合)

です。

 

 

2024年からの数字と

現状のルールを比べてみてください。

 

1カ月あたり19時間(特例の場合は46時間)くらい

短くなるのです。

 

 

これを1日あたりで考えると、

1時間~2時間(特例の場合)くらい
拘束時間が短くなるということなんです!!

 

1時間、2時間っていったら、

1県、2県くらい走れちゃいますからね!

 

ラジオでは、「どこにどんな影響が考えられるか」

「どんな対策が考えられるか」もお話しましたが

長くなってしまったので、それはまた別の機会に。

 

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