週末の大雨、大事ありませんでしたでしょうか。
こちらは、在来線、新幹線が止まり、通行止めもあちこちに発生しました。
ドライバーさんにおいては、とんでもない迂回ルートで運行した方も多くいらっしゃったのでは。
本当に皆さま、お疲れ様でした。
さて、月曜なので【読んだ本シリーズ】です。
いま、あなたに必要なのは答えじゃない。
問いの力だ。
岸良裕司・著
著者はコンサルティング会社の方。
正解のない時代を生き抜くためにビジネスパーソンのために書いた本です。
先週のブログにも通じるものがありますが、提示されたものを真に受けて(というか薄っぺらに捉えて)間違った課題に間違った姿勢で取り組むのではなく、『根本』から疑ってかかる姿勢を常にもっていたいと思っています。
前回は、『メタのレベルで考える』というお話でした。
先週のブログ⇒メタ思考トレーニング・読んだ本シリーズ65
今回は、筆者が「最大の武器」とも言う『問いの力』について。
1、覆すべき前提は何か?
変えられるのは自分の行動だけではない。前提を覆すことを考える。
例えば、あの有名なイソップ童話「アリとキリギリス」のお話。
キリギリスは夏に遊ばずに働くべきだったと、キリギリスの行動にフォーカスをあてるお話だが、そこで「冬に食べ物がとれない」という前提を覆すことを考えると、
冬に食べ物を取れるようにする方法を考えられるようになり、キリギリスどころかアリだってハッピーになる。
2、打ち合わせの中で問いを考える
打ち合わせの中で、「ここで問うべき正しい問いは・・・」と口にする。
「良い問い」を考えることで、打ち合わせを導くことができる。
3、問題とは何か?
問題を正確に定義すれば、問題は半分解決したようなもの。
問題とは、現実と目的とのギャップである。
問題を正確に定義するために有効な質問は、
・望ましくない現象は何ですか?(現状を聞く)
・望ましい現象はなんですか?(目標を聞く)
・このギャップが問題ですよね?(問題を定義する)
アリとキリギリスの寓話の例はとても面白く読みました。
私も常々、この話の答え(教訓)が示すことは一部では正しいのかもしれないけれど、
前提は間違っていると思っていましたので。
(青年会議所の理事長になるときに所信で「様々な選択肢をつくることができる人を育てるべきだ」と、アリとキリギリスの寓話を取り上げたくらい)
結果に結びつけるためには、「スポーツと同じで本番に備えて訓練を怠らないこと」と筆者は結んでいます。
日々の生活のなかで、「問いの力」を磨き続けていきたいものです。
経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
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