読むだけですっきりわかる日本史・読んだ本シリーズ15

 

月曜なので『読んだ本シリーズ』です。

読むだけですっきりわかる日本史
後藤武士・著(宝島社)

 

中1の娘への今月のプレゼント本のつもりで買いました。

・・・が、私が読みたかったので

私が先に読みました。

 

 

社会は、中学まではできたはずなのですが、

高校からは苦手意識がありました。

 

日本史ができなすぎて、もはや

大河ドラマが『ネタばれ』していない状態。

(誰が死ぬか、どちらの軍が勝つか、誰が裏切るか、
先を知らずに楽しめてしまうのです(笑))

 

しかし、教養がなさすぎるのも恥ずかしいですし、

城や博物館に行ったときに

(自分の前提知識がないばかりに)

受け取れるものが少ないのも

なんだかもったいない気がして。

 

それに、最近、娘の勉強を見ている中で

学び直したい気も出てきて買ってみました。

 

 

1冊でざっと全体の流れが網羅できます。

しかも、文章が簡単(子どもでも読める語り口調)。

 

ざっと表面上を追って流れをつかむだけでなく、

中学高校で習わなかった小ネタも入っているので

そこも面白いところ。

 

 

例えば・・・

遣隋使の小野妹子が、百人一首で知られる小野小町や、

書道の小野道風(とうふう)の先祖にあたるなんて、

知っていました?

※小野道風は愛知県春日井市のゆるキャラになっている人ですよ。

 

 

そして、国と国が戦った後の条約を説明する中で

戦争に負けるというのがどういうことか

その後どうなったか

を教えてくれています。

 

これは、歴史だけの話ではありませんね。

今、実際に世界で起きていることに対して

ウクライナは早く降伏して被害を食い止めたらいいのに

なんて、軽く言っていいことではないと

子どもでもわかるように教えてくれます。

 

平和に慣れてしまっている私たち大人にも

立ち止まって考えさせるものがあります。

 

 

簡単でさっと読めるのに

歴史をざっと流れとして理解できるうえ

知らなかった小ネタや、感慨深い話も出てくる

子どもにも、大人にもよい本でした。