労働基準法・法令試験対策講座90

 

一般貨物の許可をとるには、役員さんが法令試験に合格しなくてはなりません。

今週も水曜は役員法令試験の過去問を紹介します。

今週の問題はこちら。

 

 

(労働基準法)

次のア~エの記述のうち、誤っているものを1つ選び( )内に記号で記入しなさい。

ア 使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。ただし、この規定は4週間を通じ4日以上の休日を与える使用者については適用しない。

イ 使用者は、満16歳以上の男性を交替制によって使用する場合その他法令で定める場合を除き、満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。

ウ 使用者は、その雇入れの日から起算して3カ月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。

エ 生後満1年に達しない生児を育てる女性は、労働基準法で定める所定の休憩時間のほか、1日2回各々少なくとも30分、その生児を育てるための時間を請求することが出来る。

 

 

答え ( ウ )

 

 

(労働基準法第35条、第39条、第61条、第67条)

 

まずは、「4つの中から間違っているものを1つ選ぶ問題。3つは合っている」ということを確認してから選択肢を見ましょう。

 

 

ウの有給休暇に関する規定の「3カ月」の部分、正しくは「6カ月」です。

正しい条文は・・・

使用者は、その雇入れの日から起算して6カ月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。

 

今回は「半年で有給」という知識は、割と知っている人が多いですね。

(ネットで調べればすぐに出てくる知識なので、従業員さん側から言われてしまうことも。)

 

この知識だけあれば他の選択肢を知らなくても、正解できます。

 

 

労働基準法は、量が多すぎるうえ法令試験での割合が低いので勉強して臨むわけではないと思いますが、「なんとなく聞いたことがある」程度の知識で解けてしまう問題が出題されることもけっこう多いものです。

 

 

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