月曜なので「読んだ本シリーズ」です。
「週に1冊アウトプット」を1年半も続けているというのに、未だに自分の怠け心の方が勝ちそうな(ところをなんとか続けている)私。
今週はなぜか、何を読んでもピンと来なくて、最後まで読めずに本を変えてばかり。
そんなタイミングだったので、簡単な本です。
成長マインドセット
心のブレーキの外し方
吉田 行宏・著
悩める主人公が偶然出会ったカフェのマスターから様々なことを学ぶという設定で、自己啓発本にしては珍しく、主人公がいて会話と描写で小説風に物事が進んでいくので、「読むのが簡単」な本です。
とはいえ、侮るなかれ。
学べる内容はとてもいいものでした。
1,成長とはアイスブレークをバランスよく大きくすること(意識・想い・人生哲学⇒ふるまい・習慣・行動⇒能力・スキル⇒成果)
マスターも言っていたとおり、
簡単なスキルだけを身に着けようとしたところで、ふるまいや意識や行動が弱い状態では望む成果は得られない。
また、そういった人は簡単に見抜かれて人がついてこない、ふるまいや行動でボロが出て組織を動かせないと感じる。
2,100%の当事者意識
他責ではなく、当事者意識で考えられれば行動が変わる。
当事者意識が低く他責で考えていると思考停止になる。
3,結果は選択できないが、行動は選択できる。
「あたりの宝くじをください」と言うことができないことは皆わかっているのに、結果に集中しすぎて行動が甘くなることがある。
結果に集中せず、選択したら後は結果を出すための行動に集中する。
4,「影響の輪」と「関心の輪」を区別する。
『7つの習慣』にも出てくる話。
具体的な行動がないのなら、ただ悩むだけのために悩んでいるようなもの。
改善の余地がある問題にフォーカスする。
また、自分の影響の輪は大きくなるもの。
5,「大きな子どもブレーキ」があることを知る
私も本当に未熟な人間で、大人でありながら「子ども」の部分がつい出てしまう。
(アダルトチルドレンとまではいかなくとも、自分の中に「子ども」の部分があるというのは多くの人に当てはまることでは)
自分の中の子どもを成長させてあげる。
他人の中の子どもを成長させるのは難しいが、「大きな子どもブレーキがある」と知っておくだけでも、傷ついたり振り回されるのは減るだろう。
今週は気が進まなかったのに、読み始めたらとても面白くてしっかり読めてしまいました。
ここでは紹介しきれない(自分で覚えられるように3つか5つにポイントを絞ってアウトプットしています)けれど、とても学びのある内容だったので、また繰り返し読んでみたい本でした。
経営者、経営者さんと関わる者として 真面目なビジネス系、組織論系、経営論系 ・・・に留まらず、小説、学術系まで。 『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。
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