諦める力・読んだ本シリーズ47

 

 

さて、月曜なので読んだ本の紹介です。

 

本

先日の稲盛さんの「誰にも負けない努力」の話からは

相反するようですが、

ひとつの方向性だけでなく「いろんな世界・意見を知る」のが

読書の醍醐味なので。

 

 

諦める力 
~勝てないのは努力が足りないからじゃない
為末大・著(プレジデント社)

 

あの、陸上選手の為末さんの著書です。

 

 

「諦める」を肯定する話です。

え?

と思うかもしれませんが、

 

「諦める」=「何もしなくていい」「そのままでいい」

と勘違いしては、いけません。

 

 

「諦める」=「目的のために手段を変える」

と捉えたらこの本のタイトルにも納得がいくのでは。

「諦める力」を「選び直す力」「修正する力」と考えるのです。

 

 

勝てるところを選んで勝負しよう

ということです。

 

大きな目的をそのままに

やることを変えることができなければ、

いつまでも「できない方法」にしがみついて

目的達成にいたらない努力を続けるだけですから。

 

 

また、本の中で出てきた「辞め際」に関するお話も

興味深いものがありました。

 

続けること、年齢というハンデに抗うことを

美学としがちですが

周りが勝手に美学としていても

応援してくれていても

冷静に判断しなくてはなりませんね。

自分の人生ですから。

 

 

全力で試したことがない人間は

自分ができる範囲についての「体感値」がない

というのも納得。

 

なんでもすぐ諦めてきた人はこの本の価値があまりなく、

この本の価値があるのは『全力で努力できる人』だと感じました。

そもそも書いているのがオリンピック選手ですからね。

 

 

日本人の感覚からするとセンセーショナルな

本のタイトルですが、書いてある内容は

もっともなお話。

 

ビジネスの世界であれば当たり前なことでも

スポーツ選手は「それをしないこと」を世間から求められてしまうことも

わかりました。

 

経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。

 

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