「デキる」大人の話し方・読んだ本シリーズ102

 

実は、先週、夜間に救急搬送されました。

「これはおかしい」とは思うものの、救急車を呼んでいいものかわからず、

県の「救急安心センターぎふ」というものに電話しました。

これは、岐阜県が運営している深夜でも看護師さんに相談ができるものです。

(私の場合は深夜の1時半くらいで市の夜間当番医も終わっている時間でした)

いくつかの質問を経て、「119の対応で」と言われても、なお躊躇してしまう私に対して

「コレとコレに該当するのであればトリアージで119対応。今のお話から、コレとコレに該当しているから119でいいと思いますよ」

と基準を言ってくれたことで行動にうつすことができました。

 

(・・・といっても、電話の前は1秒も起き上がれなかったし、その後救急隊員が来てくださったときにもほんの少しお尻を浮かせることすらできなかったのに、子どもと2人暮らしの母親の覚悟とパワーとは恐ろしいもので、「とにかく一旦別室の娘のところに行かなくては」となぜか一度だけ動けてしまったため、改善された気がしてその後また2時間くらいモジモジしてしまいましたが。)

 

夜間救急で運ばれた多治見市民病院でお世話になった医師もとても素敵な方で、

優しく丁寧なだけでなく、「理系の賢い人」らしい説明がとてもわかりやすいものでした。

私も専門家業をやっている中で気をつけている点ですが、「何をどうどこまで突き詰めて話すか」(「100%安全安心」と「現実的なライン」とがあるんですよね)が、とても上手で、私より断然若い医師ですが感心してしまうと同時に勉強になりました。

これまでの体調やどう対応してきたか(というか私は対応しておらず、ただただ我慢してきた)を聞かれる中で、彼女の医師としての志のようなものやお人柄が表れていて「この先生でよかった」と思いましたし、若い彼女のこの先のご活躍を願わずにはいられません。

 

 

さて、月曜なので【読んだ本シリーズ】ですが、

今回はバタバタ&あんまり起きていられなかったので、本当に簡単な本です。

 

先週ロータリークラブで卓話をする機会をいただいたのですが、

「う~ん。私は人前で話すのを褒められることが多いけれど、それは緊張せず自分をしっかり出せるというだけのことで、賢さや品があふれる話し方じゃないな」

と感じました。

・・・ということで、今週はこの本を紹介します。

 

「デキる」大人の話し方

宮島正洋 (著)

 

1,話し方の基礎には人間力

 

「言葉の前に心あり、言葉の後に行動あり」

信頼関係→コミュニケーション→信頼関係

 

スキルを身に着けることも重要だが、やはり必要とされるのは、それを話す人の「人間力」。

 

 

2,プレゼンには、調査・ストーリーの準備・練習が必要。

 

望む結果を得るために、対象(相手企業など)をしっかり調べる。

明らかに質問される内容については事前に回答を(「回答できるように」ではなく、「アピールできるように」)準備しておく。

アピールの構成をつくる(ストーリー展開)

きちんと声に出して練習する。

 

 

3,伝える力 「We話法」と「You話法」

①「We話法」

主語を「私」から「私たち」に変える。

それだけでも、一体感や連帯感を相手に想起させて、「あなたの味方です」というメッセージになって、相手の親切な気持ちを引き出しやすい。・

「私は、このプロジェクトを成功させられると思います」→△

「私たちは、このプロジェクトを成功させられると思います」→×

 

②「You話法」

「私」がそう思うのか、「あなた」がそうなのか。

「私はあなたのそういうところが嫌いです」→〇

「あなたはそういうところが嫌われるんです」→×

 

 

特に最後の「You」の話は、子育てで言われることで私は知っていましたが、

この使い分けを理解していれば、(理解していない他人からの発言で)無駄に傷つくことはないし、無駄に傷つけることもないので、意識しているところです。

 

結局、どれだけ立派なことを言っていても、どれだけスピーチスキルが高くても、

言葉の前に心あり、言葉の後に行動あり

が真理だと思います。

 

 

経営者、経営者さんと関わる者として
真面目なビジネス系、組織論系、経営論系
・・・に留まらず、小説、学術系まで。
『雑食読書』の鈴木が毎週1冊本をご紹介いたします。

 

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