自分の意見で生きていこう・読んだ本シリーズ18

 

さて、月曜なので『読んだ本の紹介シリーズ』です。

バタバタと暑さと体力不足で、

月曜にブログで紹介するのに、

読むのが日曜の夜中までかかってしまいました。

今回はコチラ↓

自分の意見で生きていこう
「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ
ちきりん・著(ダイヤモンド社)

これまでの私の本棚の中で

・本を読む人だけが手にするもの

・思考停止という病

と毛色も似ているので、

『私が好きそう』な本ですね。

 

そもそも、意見の必要性として・・・

世の中には「正解のある問題」と「正解のない問題」がある

としています。

 

例えば、こう分けたらわかりやすいでしょうか。

・1+1=2⇒正解がある。それ以外は間違い。意見は不要。

・ワクチンをうつか⇒正解はない。不正解もない。あるのは意見。

しかし、正解がないことがわかっていないと

・いつまでも調べてばかりで決められない

・専門家に決めてもらおうとしてしまう

・答え合わせをしようとしてしまう。

 

例えば・・・

いくら専門家だからと言って医師に

「うちの父に延命治療をするか否か、先生決めてください」

なんて言っても決めてもらえませんよね。

でも、実際、これと似たようなことを私も見るのですよ(笑)

 

 

本の中で出てくる「クソリプ」の正体に関する話が面白かったです。

正解のない問題にあるのが『意見』。

それなのに、『あなたの意見は間違っている』

等とわざわざコメントしてくるのは、

『正しい意見と間違った意見がある』

もっと言うと、『正解がある』

と思っているからなのですね。

『意見』である以上、間違ったものはないので

その発信が無意味なのに・・・

 

 

さて、では『意見』とは何かと言うと・・・

この本では、

自分の意見を言うとは、ポジションを取ること。

としています。

ポジションを明確にしていないものはただの『反応』

私もよく『反応』という言葉は使いますので

すんなり納得できる説明でした。

 

賢そうな言葉で否定して満足している人や

先に出た意見に対して質問をする人を

よく見かけますが、

反応しているだけで自分の意見はもてない人。

これは、会議の時間の無駄。人選ミスですね。

 

 

本の中に出てくる中で、

自分もうっかりやってしまわないように

気をつけようと思ったのは、

『意見』の根幹を見極めずに、

発言の中の枝葉に対して

わざわざ例外をあげる必要はない。

という点。

 

そして、今後使うためにここにメモしておきたいのは、

先に出た意見に対する質問は

あとでまとめて受け付けますので

まずはあなたの立場を明らかにしてください。

という取り回し方。

 

自分で考え、自分で選んできたのなら納得できる。

という著者の言葉に激しく同意しており、

私の人生はこれでしかないですし、

結果に責任を負う気概がない人は自分で考えていない人

だと思っています。

(だからこちらが反対意見を言うと、すぐに先ほど言った意見を取り下げることも)

 

①本人が自分のアタマで考えられること

②周りに、意見には正しいも間違いもなく、

 意見はそもそも多様なもの

 という理解がある。

その2つがそろえば、みんなが自分の意見で

自分の人生を生きて、幸せに生きられるのでは

と思います。

 

・・・あ、2つじゃなくて追加で

「女と子どもは意見をもつな」

という意識がなくなること

というのも田舎の場合は付け加えておこう。

 

 

 
毎週月曜日は、
経営者として、経営者さんと関わる者として、 
そして単純に雑食の読書好きとして、 
私が読んだ本を紹介しています。